心理検査
心理検査

心理検査とは、知能・認知機能・発達特性・性格・症状の程度などを客観的に評価するための専門的な検査です。医師による問診と組み合わせることで、診断の精度を高め、お一人おひとりに合った治療・支援方針の立案に役立てます。
「自分にはどんな特性があるのか知りたい」「発達障害かもしれないと言われた」「物忘れが気になってきた」——こうしたお悩みに対して、心理検査は客観的なデータという形で大切な手がかりを提供します。
当院では、臨床心理士・公認心理師が検査を実施・解釈し、結果についてわかりやすくフィードバックします。検査結果は診断・治療だけでなく、職場や学校への配慮・支援を求める際の根拠資料としてもご活用いただけます。
当院では以下の心理検査に対応しています。必要な検査の種類は、医師との診察のうえで決定します。
16歳以上を対象とした標準的な知能検査です。「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリ」「処理速度」の4つの指標と全体的な知能指数(IQ)を測定します。知的能力の全体像だけでなく、得意・不得意のばらつき(認知プロフィール)を把握することができます。発達障害(ADHD・ASD)の診断補助や、就労・就学支援の根拠資料として広く活用されています。
検査時間の目安:90〜120分程度
成人のADHD特性を評価する質問票です。不注意・多動性・衝動性に関する症状を本人・周囲の評価から多角的に把握します。
ASD(自閉スペクトラム症)やADHDの特性を評価するための自記式質問票です。診断の補助として用います。
記憶・見当識・注意・言語・視空間認知などの認知機能を短時間で評価するスクリーニング検査です。認知症・MCI(軽度認知障害)の診断補助として用います。
言語的記憶・視覚的記憶・注意・集中力などを詳細に評価します。認知症の鑑別や、記憶障害の程度を把握するために用います。
記憶力・見当識・計算力・注意力などの認知機能を簡便に評価するスクリーニング検査です。認知症の早期発見や認知機能低下の有無を確認するために用いられ、MMSEと並んで広く活用されています。
さまざまな精神症状・パーソナリティ特性を多角的に評価する質問票です。抑うつ・不安・思考の歪みなど幅広い側面を把握します。
うつ病・不安障害・PTSDなどの症状の重さを客観的に評価するための質問票(BDI・GAD-7・PCL-5など)を、疾患や目的に応じて組み合わせます。
心理検査は、以下の流れで実施します。
医師による診察・検査の提案
まず医師の診察を受けていただき、必要な検査の種類・目的についてご説明します。ご希望や疑問点もこの段階でお聞きします。
予約・事前説明
検査の内容・所要時間・費用・結果フィードバックの日程について、スタッフよりご案内します。
検査の実施
臨床心理士・公認心理師が対面で検査を実施します。検査中に「難しい」と感じる課題があっても、できる範囲で取り組んでいただければ大丈夫です。
結果のフィードバック
検査終了後、別日に結果説明の時間を設けます。数値だけでなく、日常生活・仕事・学習との関連についてわかりやすくご説明します。結果報告書の作成も承ります(別途ご相談ください)。
心理検査は、医師の指示のもとで実施する場合、保険診療の対象となるものがあります。検査の種類・組み合わせによって費用が異なりますので、詳しくは受診時にお尋ねください。
知能検査(WAIS-IV)は90〜120分程度、複数の検査を組み合わせる場合はさらに時間がかかることがあります。検査当日は十分な時間的余裕を持ってご来院ください。
心理検査に関するご不明な点は、診察時または受付にてお気軽にお問い合わせください。
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